ディープラーニング(AI)を応用したICチップを搭載。
接近する人や車両の動きを見分け、危険な動きだけを検知します。
ディープラーニング(AI)を応用した IC チップを搭載。完全スタンドアローン(ネット接続不要)で動作する「Embedded AI(組込み型 AI)」が搭載されています。接近する車両や人の危険な動きだけを AI が人間に代わって見分けますので、これまでのカメラのように画面を常に監視し続ける必要がありません。また、これまでの動体認知技術よりも大幅な小型化と、キャリブレーションを不要とすることが可能になりました。
ACUC-0001は市場に先駆けてディープラーニングで得られた推論の結果を圧縮して実装したAIコアチップを搭載しています。これにより、一般的なAIがクラウド(ネット接続が必要)上や、エッジ(クラウドなしで高速実行できるが、膨大な電力と回路規模が必要)で処理しなければならないAIのアルゴリズムを、カメラ単体で高速に処理することができるようになりました。
ディープラーニング(AI)により、人や車両の特徴点を抽出し危険な動きだけを見分けるアルゴリズムを開発し、専用のICチップに覚えさせています。これまでの動体認知技術よりも負荷が軽く小型化が可能になりました。
対象物の種類と接近速度について
• 自動車やバイク、自転車など接近速度が速い対象物には、いち早く警告します。
• 人や動物など、接近速度が遅い対象物には、危険となる直前に警告します。
以下のような場合は検知しません
• 背景とほとんど同化しているような服装や色の場合
• 特殊な衣装をまとっているなど、通常の姿と著しく異なる場合
• 動きがほとんどない場合
• 高さがおよそ80cmに満たない場合
• 車両が走行を始めた場合(およそ5km/h以上)
• 夜間や気象状況により映像が不鮮明な場合
これまでの衝突防止用の超音波式や電波式センサーでは、その対象物が「ある」か「ない」か、どれぐらいの距離にあるかを見分けることができます。しかし、その対象物が「何」であるか、「危険な動き」をしているかはドライバーが判断しなければなりません。また、これまのでセンサーは対象物に「危険」がなくても、観測されれば警告が鳴り続けることになります。やがて、ドライバーは警告に心理的な慣れが生じ、警告を無視してしまうことが発生します※1。
AIはドライバーに代わって「危険な動き」だけを「判断」することにより、余計な警告を抑え、本当に危険が差し迫ったときにだけ警告することでドライバーの慣れを防ぎ、本来の安全装置として働くことができるのです※2。
※1 「狼少年効果」と呼ばれます。
※2 AIカメラは危険な動き以外は警告しないため、壁やポールなど障害物への衝突防止には効果がありません。それらを回避する場合には超音波式や電波式センサーと併用することをお勧めします。
地下駐車場、トンネル、夜間、悪天候時など、急激に明るさが変化するシチュエーションの視界確保に効果が発揮されます。
取り付け作業時に設定を行うことで、バックカメラ(鏡像)、フロントカメラ(正像)をお選びいただけます。